2005年 11月 05日
女人禁制の山にバカが強行登山したらしいです
<またもや「無謬性という病」・・・>
女人禁制の大峰山で女性ら3人が登山強行 前に「民主党的な主体」のところでも書きましたが、ここにも「無謬性という病」が見られます。そこから出てくるのは「愚民の論理」なんですね。自分たちは絶対正しい、ないし進んでいる。それに対して「女人禁制の山」を伝統だなんていってる連中は間違ってる、古いのだ、と言う発想です。キリスト教の宣教師がアフリカの未開の地に押し入って、土地の民族宗教を破壊していくのと類似した思考がここにあります。その根底にあるのは文明の進化に対する確信であり、自分たちは人類の進むべき方向を先取りしていると言う、空想的な領域に構築されている特権的な地位へのアイデンティファイです。つまりこれこそが知性の壊死とも呼べる「無謬性という病」の構造なのでしょうね。 <不快としか言いようがない、「やったもん勝ち」の稚拙な発想> とりあえず既成事実を作ってしまえと言う発想は、本当に不快ですね。後戻りの出来ない状況に追い込んでやれば、後はこっちのペースで物事を進めることが出来ると言う、暴力的としかいいようのない発想は吐き気がします。とりあえずレイプして妊娠させてしまえば、俺の言いなりになるだろう的な、下衆で救いようのない稚拙な思考が、彼女たちには人類を新たな未来へ導く勇気ある行動に思えたのでしょうね・・・ <ネオ進歩的文化人の台頭?> 最近気になっていたのは、ネオ進歩的文化人とも言える人々の粗雑で高圧的な発言や発想が目に付くようになってきたことです。「愚民の論理」を恥も外聞もなく振りかざす、ずれた勘違い野郎がまたぞろ台頭しつつあると言う実感を強く持つようになりました。自分が愚かな大衆を指導できるのだという、滑稽で軽薄な認識をもった自称知識人の台頭に、正直驚愕しています。吉本隆明以前の問題にまたもや私たちは直面しているのでしょうか?とうに死滅したと思っていた存在が、ゾンビのようによみがえってきているのを目の当たりにして、どこかできっちりと対応していかないとやばいことになるなと、感じている次第です。
by SpeedPoetEX
| 2005-11-05 08:57
| ニュースやぶにらみ
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