Marehitoの溺れる魚は鳥かもしれない

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日系ペルー人逮捕

広島の木下あいりちゃん殺害事件の犯人が逮捕されました。犯人は日系ペルー人の男性で、かなり不意を突かれた感がします。マスコミは多分、犯人をニート、引きこもり、おたく、のラインでシナリオを描いていたでしょう。そこから犯人逮捕、現代日本の病巣みたいな「オチ」に持っていこうという目論見だったんじゃないでしょうか。

ペルー人逮捕という意外な展開で、この悲劇的な事件をどう位置付けていいのか混乱が生じているように思えます。外国人犯罪の増加というシナリオも中国人や韓国人のような、組織で動く金目当ての犯行とは異質な感じがしますし、形のつけにくい事件になってしまったなと言う気がします。

何かの事件が起きたとき、私たちはその事件を現代日本の複雑さに起因する歪みの突発的な自己表現と考えることが多いわけです。つまり私たちの思考は、事件の本質を犯罪者の内的要因からではなく、社会システムの側から逆算して把握しようとするわけです。

こういう事件が起こったとき、事件の「現実性」と「象徴性」の露骨な乖離が暴かれる形になることで、人間の思考の外枠が垣間見える形がしてなんともいえない気分になります。
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by SpeedPoetEX | 2005-11-30 19:06 | ニュースやぶにらみ