Marehitoの溺れる魚は鳥かもしれない

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ブロードバンド従量制への移行で、2chは壊滅するか?(1)

ネット環境は激変する!?
Q:総務省は「IP化の進展に対応した競争ルールの在り方に関する懇談会」(以降IP懇談会)において課題となった、「定額制から、通信料の多いユーザーに追加料金を取ることを」を議論するための「適正なコスト負担のあり方に関する検討会」の設置する事を決定しました。このニュースは、かなりの議論を呼んでいます。
M:衝撃が静かに波及しつつあるようなので、ブロードバンドが従量制へと最悪の形で移行した場合の、ネット上における混乱を妄想してみます(笑)

■2ch壊滅
■デイトレーダー壊滅
■オンライン証券壊滅
■オンラインゲーム関連企業壊滅
■Gyao壊滅
■ネット広告に依存するIT関連企業壊滅。
■オンラインショッピング&オークション関連企業壊滅。
そして先進国との情報格差が、日本経済を致死的状況に追い込むことになり、ついに
■日本経済壊滅


というように、日本は見事に壊滅します(笑)
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Q:実際にそうはならないでしょう?
M:実際にそうなったら、それはそれで面白いけどね(笑)

Q:でも、この中でいかにも「ありそうなの」もありますね。
M:まだ、観測気球的な側面が多いニュースだよね。反応をうかがっている、というところもあるのかな。ただ、状況は動き始めていることは確か。

Q:業界と総務省の癒着は、潜在的な利権の構造を表していると見ていいでしょうね。
M:最終的には、業界(バックボーン)VS業界(コンテンツ)の様相を呈して初めて、議論が本格化するだろうね。コンテンツ側には経済産業省がつきそうな、つかなそうな・・・



ベストエフォートという名の詐欺商法
Q:通信を考える時、帯域とデータ量の問題もありますが、それ以前にイメージ広告と実際の利用状況とのはなはだしい乖離が問題になっています。
M:昔から、問題視されていたよね。ベストエフォートなんて、もっともらしい詐欺的なレトリックだし(笑)。総務省にしても公正取引委員会にしても、常にこの詐欺商法に対する引き締めを求められてきた訳だけど、縛ることによって業界そのものの成長を阻害しないように細心の注意を図ってきたよね。スマップを夜の高層ビル街に飛ばしても、実際にCMどおりに使えないし、仮に使えても実際に使えば文句言われるし、使うこと自体によってさらに問題を大きくしている。問題を契約者に巧妙になすりつけている。

Q:しかし、実際にISPのインフラ構築のコストが上昇している現状では、何らかの状況打開のための方向を模索しないと、それはそれで問題ですね。
M:だったら潰れればいいんじゃない(笑)。昔からFTTH(ファイバー・トゥー・ザ・ホーム)構想とかさ、国策でやってきたわけでしょ?道路作りが一段楽したら、未来のインフラはインターネットだ、ということでやってきたのに、ネット上の全ての道路が有料道路になったとしたら、それこそ馬鹿げてる。潰れた後を国が買い取って、ネットインフラを国有化すればいいさ。そうして、道路公団みたいのが出来て、未来の小泉首相がそれを改革する(笑)

Q:それは自由競争の中で行われてこそ、意味があるんじゃないですか、大体それじゃが結局逆戻りじゃないですか?
M:自由競争って、これ総務省におぶさった、体のいい談合でしょ(笑)

Q:「談合」って簡単に言いますけど、業界内部での適切な競争を維持しながらの調整は必要悪だと思いますけどね。逆にいえば、過剰な競争の中で、つぶし合いが続けば、利用者にとっても不都合な状況が生起する可能性も考えられます。
M:利害は常に、ぶつかり合い、調整されるものだよ。業界団体は金を豊富にばら撒くだろうし、ばら撒くもののないネットユーザの利益は誰が代替してくれるのか?最終的には、回線業者とコンテンツ業者が対立し、その行方を見守りながら、政治家をうまく炊きつける事ができればベストかな。現実の道路を基準に考えるならば、ネット上の高速道路にあたるのが、P2Pなどを過剰に利用するヘヴィーユーザーということになるわけだけど・・・


韓国の動向に追従か?
Q:世界最狂のオンライン・ゲーム国家である韓国の影響もあるようですね。
M:朝鮮日報の記事
『「超高速インターネット従量制」07年にも導入へ』
『「インターネット従量制」が通信業界最大懸案に』

を見る限り、韓国国内の状況は確かに視野に入っているだろうね。ちょっと古い(2005年)記事なんだけど、簡単に抜粋すると

>現在の料金体系を守っていては、サービスの改善とネットワークに投資する余力が得られない
>インターネットを頻繁に利用する5%が全データ送信量の40%を占めている
>使用量が一定基準を超えるヘビーユーザーに限り、追加料金を受け取る従量制を適用し、残りの一般顧客は従来の定額制を維持する方針
>インターネットの使用量が少ない顧客に対しては、料金を割り引く方策まで検討中
>ポータルサイト「ネイバー」で実施中のインターネット世論調査では、従量制に反対する意見が93%に上った。賛成意見は6%にとどまった。
>ネティズンは、さらに一歩踏み出し、従量制導入を阻むための実力行使に出ている。一部サイトではKT系列の電話や携帯電話、ポータルサービスを全面解約するといった不売運動が起こっている。また、従量制に反対する「1000万人署名運動」も進められている。
>料金改正の許可権を握っている情報通信部の陳大済(チン・デジェ)長官は最近、「従量制の論議は“熟成期間”が必要」と語った。
>累積赤字状態にある超高速インターネットのサービス改善には、従量制の導入は不可欠

とまあ、こんな感じかな。

Q:実際、どうなんでしょうね?これを見ると従量制と言っても、ユーザーが納得できる料金体系に落とし込もうと、企業もそれなりに工夫しているようにも見えますが。
M:この記事だけじゃ、雰囲気しか分からないね。ただ「許可権」を握っているお役所のほうはそれなりに国民の顔色を伺っているよう出し、企業側はトラフィックやらなんやらの基本的なデータの情報開示が必要だけど、それもなされているのかどうか分からないし。ただ韓国のこうした状況は、総務省も当然把握しているし、例のプログラムに何らかの形で反映されているはずだよね。(つづく)
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by SpeedPoetEX | 2006-09-18 02:45 | ニュースやぶにらみ