Marehitoの溺れる魚は鳥かもしれない

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惨敗 金子達仁

なんで、いまさら、この時期にという感じですがw
フランスWC直前から、3戦全敗以降までに発表された、
金子氏の原稿を時系列に並べたものです。

28年目のハーフタイムという傑作の後、決戦前夜というしょうもない本を
出して、個人的にはほとんど興味を無くしていたのですが、
それでもそこそこ読んでました。28は奇跡のブラジル戦勝利をした
西野ジャパンが、実は内部崩壊が修復不能なほど進行し、
訳の分からない形で予選を敗退していく姿を鋭く抉り出した、
素晴らしい作品だと今でも思っています。
取材のかたよりなど、色々批判もあった本ですが、
マスコミが攻撃陣だけにスポットライトをあて、
守備陣が異様なストレスを溜め込んでいく過程、
それが戦術的な側面での意思統一をなし崩し的に破綻させていく様など、ニワカサッカージャーナリズム批判を伏線にして、実にリアルに描いた、サッカーノンフィクションのメルクマールとなる作品でした。

この本では協会の構造的な欠陥と、そこから不可避的に帰結する錯誤(岡田監督留任への激しい懐疑、有効なテストマッチのすくなさなど)をかなり厳しく糾弾しています。この本の中で一番同意できる部分は、日本は能力的には十分戦えるのに、メンタリティーで負けた、という指摘の部分です。それが、岡田監督の「世界の壁」発言や、城選手の奇妙なニヤニヤ笑いに象徴されているという洞察は、正しいと思います。

問題は、そこからいっきに日本人論に飛躍していくことですかね。第二次世界大戦の話にまで回帰しますから・・・もう何十年も前の「進歩的知識人」そっくりの「語り」になるんですね。
というか、この本を読んで、昔から同じこといってるんだなとあらためて気づきましたwこの本は金子版「失敗の本質」なのかもしれないと気づいた今日この頃でしたw

PS:この本の解説がなんと、去年自殺した野沢尚さんでした。
   この解説時にはかなりのサッカーフリークになりつつあったそうです。
   龍時というサッカーを題材にした小説がありました。
                        (未完&未読)

   謹んでご冥福をお祈りします
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by SpeedPoetEX | 2005-02-03 04:24 |

奇跡の人 真保裕一

前半の圧倒的な素晴らしさ、
後半の信じられないぐちゃぐちゃさ。

これは途方もない傑作になる可能性を秘めていたのに・・・

せめて、順序が逆であれば。

もう少し、違う描き方も会ったのではないかな。

惜しすぎる・・・
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by SpeedPoetEX | 2005-02-01 04:18 |