Marehitoの溺れる魚は鳥かもしれない

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「心理カウンセラー」は心の科学者か

児童殺傷事件などが起こると、必ず話題になるのが「PTSD」と「心理カウンセラー」です。もはやセットと言っても過言ではないくらい、同じ文脈の中で顔を出してくるこの二つの言葉ですが、「心理カウンセラー」と言う言葉に常々激しい胡散臭さを感じていた私は、本上まもる氏の「何故、マスコミは心理カウンセラーを批判しないのだろう?」を読んで、まさに目からうろこが落ちた感じでした。こうした現場からの問題提起は、やはりインパクトがあります。本上氏は、多様な思想体系のもとで、独自の展開を見せいている心理学・精神分析の諸派の中から、何故ある一派だけが「心理カウンセラー」という殺菌された仮面の下で台頭してきたのかを鋭く告発しています。まさに「サイコ利権」としか言いようのない状況が本当に機能し始めているのだとしたら、かなり頭の痛い事態になりつつあることになります。

「心理カウンセラー」を無批判な状態で増殖させてしまっている他の要因を自分なりに考えてみました。

(1)「アメリカではすでに」という枕詞に始まる、「進んでいるアメリカ/遅れている日本」という昔な  がらの二項対立の図式が「心理カウンセラー」と言う言葉にある種のオブセッションに似たリ   アリティーを与えてしまっていること。
(2)現実にエスカレートしているとしか思えない少年犯罪の残虐性に対して、新たなテクノロジー
   導入への強い要求が高まりを見せ始めていること。
(3)PTSDという言葉とセットで用いられたことによって、精神のメカニズムに対する深い認識を    もち、それを効率的に回復させる科学性に到達していると言う幻想の波及がおきていること。

これらの要因が絡み合いながら、「心理カウンセラー」に対する「裸の王様」的な沈黙を日々産出させているのかもしれません。

しかし、ユング派ですか・・・。普通に考えると、到底、権力中枢に食い込むようなスクールだとは思えないのですが、中心メンバーに政治力にたけた人がいたのかもしれません。ちなみに私はユングは嫌いではないです(笑)
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by SpeedPoetEX | 2005-09-27 05:02 | 目からうろこ

NHK新生プラン

NHKの変質はどのあたりから始まったのか、その線引きは多分島さんあたりでしょうか。とにかくあの前後あたりからのNHKの妙な民放へのすりより方は、様々な反響を呼びました。

NHKらしさ、と言って私たちが感じるのは視聴率にとらわれない良質な番組の提供、と言ったところでしょうか。過剰に視聴者を煽るようなセンセーショナリズムとも無縁な落ち着いた、別の言葉を使えば「地味」な番組構成は、民放とは一線を画するある種の格調高さをかもし出していました。しかしある時期から民放を意識しているとしか言いようのない、「あざとい」空気が全体に漂い始めます。

「視聴者が望むものを」というエクスキューズによってN特からプロジェクトXへの道は開かれたわけですが、「やらせ」問題も絡み番組も終了が決定したようです。

NHKと民放の差異は「バーリトゥード」と「プロレス」の差異であったと思います。NHKの「やらせ」というのはまさにNHKが「プロレス」を志向するようになって起きた、ある意味では不可避的なことであったように思います。

NHKは「新生」を目指すようですが、それが「回帰」を意味するのか、それとも全く異なった形での再構築を志向しているのか、しばらくは注視する必要がありそうです。

「視聴者第一主義」と言う言葉のはらむ危うさにNHKがどう向き合っていくのでしょうか・・・
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by SpeedPoetEX | 2005-09-26 03:37 | ニュースやぶにらみ

刺客VS民主党 郵政を巡る攻防が熱い!

「衆院郵政特別委、自民は片山・佐藤氏ら新人13人起用」

片山さんが、民主党の出す対案にブルドックのように噛み付いていく姿を思い浮かべると、かなり恐怖ですね(笑)。彼女は食いついたら死ぬまで離さない感じの人なので(あくまで感じです)、民主党の人が少し気の毒になってきます。「新人」と言う言葉が全然フィットしてないところが凄いです。

お楽しみはこれからだ、と言わんばかりの小泉総理ですが、ミーハー根性だけでも充分楽しめる練りに練られたシナリオになっているようです。ジャイアンツ戦の中継を止めて、こっちを録画中継でもしたほうが数字が取れそうな気がします(笑)
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by SpeedPoetEX | 2005-09-23 05:42 | 政治

敗者の混迷  前原民主党の微妙な船出

<はやくも失速?>当初、なかなかの好スタートを切った前原民主党だったのですが、ここのところ激しく失速してきているように見受けられます。就任時には各局のニュース番組に梯子して、抱負を語り、コメンテーターも「菅さんだったら民主党は終わっていた」などと好意的に受け止められていたのですが、覚せい剤で民主党前議員が逮捕され、小沢氏との確執が表面化しつつある今、微妙な情勢となりつつあります。

<意味不明なキャッチフレーズ「戦う集団」>「ワンフレーズポリティックス」をぱくったのでしょうか?前原氏がやたらと口にするフレーズが「戦う集団」。しかし、ピントはずれでいまいち意味がわかりません。党内の旧社会党系議員と戦うのか、巨大与党、小泉自民党と戦うのか、愚かな有権者と戦うのか、その全部なのか・・・
民主党は自民党に比べて「ケンカ」に弱い、学者ばかりで政治家がいない、お坊ちゃん集団、などの批判を跳ね返したかったのかもしれません。しかし「反対ばかりしている」、「何をやりたいのか分からない」という有権者の民主党に対する否定的なイメージに対して、「戦う集団」というのは全然アンサーになっていないと思うのですが・・・

<小泉チルドレンに圧倒されるメディアの露出度>執行部人事や、シャドウキャビネットにおける各グループの割り振りなどを妙に小出しにして、メディアの注意を継続的にひきつけたかったのでしょうか?そうしたメディア戦略は意図は分かるとしても、根本的な問題があるように思います。つまりいったいどこの暇人が民主党のシャドウキャビネットになんか注目するのか?ということです。私は注目してますけど(笑)

TVタックルの総選挙特番が、21%という高い視聴率を記録したそうです。番組史上2番目に高い数字らしいですね。いかに現在の政局が国民の興味を引きつけているかをあらわしています。今、ニュース番組もワイドショーも最もスポットライトが当たるのは「政治」です。充分に数字の取れるソフトとして成立しているようです。問題はその「政治」に占める民主党の割合です。

小泉チルドレン>造反組み>前原民主党党首(のみ、まれにプラス小沢氏)

つまり「ソフト」としての「政治」は、「小泉劇場」と揶揄されたドラマトゥルギーを引きずったまま、メディアの中で更なる展開を志向しているわけです。そこでも選挙中と同じように、民主党はフレームぎりぎりで「見切れ」てしまっているのです・・・

<残酷なコントラスト>「線が細い」、「インパクトがない」とマイナスの評価にさらされることが多くなった前原氏ですが、最近特に「きついな」と感じるのが、例の「ヒラリーマン」の杉村君とのコントラストです。2chに実名で登場したと言う噂のある杉村君ですが、しゃべりすぎを武部幹事長に怒られたりして、それもメディア的にはさらに話題性を膨らませる感じになってきています。彼は少しおっちょこちょいですが、元気があって明るいんですね。不謹慎だと言う人もいますが、私は見ててい飽きないというか、楽しいです。彼には明らかにある種のカリスマ性がある、と言う印象をもちました。問題はその後に出てくるのが、前原党首です。「政界の郷ひろみ」などと持ち上げられていた前原氏ですが、杉村君の後に登場すると、なんとも暗く病的に見えてしまうのです。とくに小沢氏との関係がいまいち望んだ方向に動いていないせいなのか、妙に神経質というか精神的に不安定なように見えてしまいます。このコントラストはきついな、特に政局がメディアの中で注目される「ソフト」として定着しようとしている今だからこそ、そう思ってしまうのです。

<人事から見る挙党一致体制の虚構>執行部人事の過程で、露骨な旧社会党系はずしを確信した時は、なかなかやるかも、と誤解したのですが、杞憂だったようですね。シャドウキャビネットの組閣を見ると、参議院議員をけっこう登用しているのは興味深いですが、それよりも注目したいのは各ポストに対するグループごとの割り振りです。「改憲」と「安全保障」はこっちが持つから、「社会保障」とかはそっちでいいです、というメッセージを送っているとしか思えません。これは「なあなあにせずに徹底的に議論する」というよりは、「うまく住み分けをしましょう」、と言っているようなものでしょう?詐欺ですよ(笑)。横路グループがもしこの住み分けを飲むとしたら、彼らが主張してきた「護憲」というのはなんだったのか?、ということになります。ありえないですね、こんなばかげた茶番は・・・

<コインの分割>民主党の路線変更と見えた現象は、小泉自民党の歴史的な大勝の余波が民主党に及んだ結果、自民党と問題を共有するグループの台頭が起きた、ということなのですが、前原党首はそこで「挙党一致」を実現するための「マジック」を使おうとしているわけです。つまりコインの裏と表を二つに裂いて、再びそれをくっつける(、そしてこれも一つのコインであり、挙党一致なのだ、と言いたいわけです(笑)。しかしそれは私には、決して立つ事のないコロンブスの卵に思えてしかたありません・・・

<シンクロニシティー>確か日テレのニュースで、議員宿舎の部屋の割り当てを説明していた時です。それぞれの部屋に議員の名前のプレートを貼って行くのですが、前原党首の部屋にプレートを貼った後、「隣は安倍さんです」と言ってアシスタントが安倍さんのプレートを張ったとたん、前原氏のプレートが落ちました。ポスト小泉を巡る政局で、前岡田党首の二の舞を踏まないことを祈っています。というか、仙谷さんがはずせないというのも、致命的な気がします・・・
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by SpeedPoetEX | 2005-09-22 06:43 | 政治

差異の捏造こそ民主党再生の最大の課題

<民主党の新しい顔に前原氏>民主党の新党首に前原氏が就任しました。2票差ですか・・・。小沢グループが菅氏の支持に回ったようですが、スピーチがとても素晴らしかったそうで、党内の浮動票をさらって鼻の差の勝利と言ったところでしょうか。

<菅直人世代の終焉>この敗北で、菅直人の世代は最前線からの撤退を印象付けることになりました。
「不幸最小社会」?・・・
「日本をあきらめない」があれほど評判が悪かったにもかかわらず、もはやそれすらも吹き飛ばしてしまうような、ネガティブスローガンには絶句するほかありません。通常商品のコピーライティング鉄則は、「どんな理由があろうとも、コピーにネガティブな印象を与える言葉を使用しない」というのがあります。「不幸」で「最小」な社会、これほど目に飛び込んできた瞬間、暗い気持ちにさせるコピーはお目にかかれません(笑)書けといわれても、ある種の「天才」がないと無理ではないかと思います。菅氏の政治センスの凄さをあらためて思い知らされた気がします。

<後追いの労組との決別>前原氏はスピーチにおいて、この点をかなり踏み込んで語ったようですね。このあたりが勝敗の分かれ目になったような気がします。郵政民営化関連法案が両院を通過することが決定的となった以上、郵政系労組の衰退はあきらかです。素早く処理することが正解でしょう。

しかしこうした党内の構造改革を政権与党の後追いでやる「革新」政党というのは無様なものです。かりに党内を手際よく纏め上げて、建て直しに成功しても、そこから先行する自民党との距離をいかに埋めていくのか、そのアイディアとヴィジョンが前原氏にあるのでしょうか?

<民主党の自民党化加速へ>国防族とよばれる前原氏が就任することにより、民主党の自民党化が加速するようですが、対立軸のなさを叫ばれて久しい民主党が、さらに自民党との差異を喪失していくことで生き残りを目論むことに、もはやなりふりをかまっていられなくなった必死さが伝わってきます。

<差異の捏造こそが再生の決め手>前原氏はスピーチで「ありとあらゆるしがらみを絶つ」と宣言したそうです。前党首の岡田氏が「しがらみのない民主党こそが真の構造改革が出来る」と言っていたことが「二枚舌」であったことを暗に認めた形になりました。同時にそれは民主党の、自民党との「差異の捏造」がお家芸であったことを物語ってもいるのです。前党首の見え透いた「差異の捏造」をさらに深化させ、芸術的とも言えるような「差異の捏造」こそが今、民主党に求められているものです。

もし「差異の捏造」に失敗すれば、民主党は自民党の単なるクローンになってしまうでしょう。そして「参議院」とともにそのレゾンデートルを誰もが見出すことの出来ない盲腸のような存在へ格下げされてしまうでしょう。「二大政党制という幻想」を復活させるために前原氏が打つ次の一手に注目していきたいと思います。

私個人の見解としては、すでに民主党は不可逆的な解党過程にはいっており、党首が誰になろうが、どんなヴィジョンを掲げようが、ほとんど意味がないと考えています。次の参議院選挙は自民大勝のゆり戻しにより多少の議席の回復はあるでしょうが、それも一時的なものだと考えています

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by SpeedPoetEX | 2005-09-18 05:15 | 政治

「愚民」考  民主党という「主体」のメカニズムについて

<Blog界に噴出したルサンチマン>

自民党の歴史的大勝後のBlog界は、民主党(ないし他の野党)支持者のどす黒い怨嗟の声に満ちています。こうした声を単に「負け犬の遠吠え」と切り捨ててしまうことも出来るのですが、そうした声をいくつか拾い読みしているうちに、やはりこれはかなりおもしろい現象だと思ってしまったわけです。正直、どろどろのルサンチマンに満ちた文章を読みつづけるのは、精神衛生上あまり良くないし、かなり疲労しました(笑)。その中で特に内田樹さんの「勝者の非情・弱者の瀰漫」を取り上げてみることにしたのは、それが最も読み応えのある鋭い論考だったからです。

<愚民の論理>

彼らの主張を簡単に要約すると

「自民党の大勝は(民主党の敗北)は、有権者の愚かさに起因する」

ということになります。

その論理は

(1)小泉は強者(勝ち組)優遇、弱者(負け組)切り捨てである。
(2)自民党に投票した人間のほとんどは弱者(負け組)である。
(3)自分の切り捨てに自分で賛同するとは何と愚かなことだろう。


です。

つまり「自分の墓穴を自分で掘っている有権者は、何と愚かなものだろう」ということになります。
内田氏が「勝者の非情・弱者の瀰漫」のなかで、

「こうるさく権利請求する「負け組」どもを、非難の声も異議申し立てのクレームも告げられないほど徹底した「ボロ負け組」に叩き込むことに国民の大多数が同意したのである。
日本人は鏡に映る自分の顔にむけてつばを吐きかけた。」


と語る部分は、まさに高度に洗練された「愚民の論理」と言えるでしょう。もちろん他の正直読むのがつらいような、どす黒いルサンチマンに満ちたBlogとは一線を画した、クールな状況分析はラカニアンの面目躍如と言ったところでしょうか。

こうした論理は、民主党支持者だけでなく、民主党議員も共有している認識です。
民主党議員のいくつかのBlogが「愚民の論理」で敗因を語り、凄まじい反論のコメントを受けて、Blogを一時閉鎖したり、その部分を抹消したりする、どたばたがあったようです(笑)

昨日、民主党の党首選に立候補した前原氏が、「小泉首相をどう思いますか?」という質問に対して、「中身より看板を大事にするエセ改革者」と回答していました。ここで抹消されているのは「(そうしたエセ改革者にころっと騙される愚民ども)」という、やはり共通した認識だと思われます。

<無謬性という病、あるいは民主党という「主体」>

民主党の議員が以前よく口にしていたことに「民主党には人がいる」というのがあります。これは地元の有力者などが政治家として多く含まれる自民党と違って、民主党には有能な人材(エリート、元官僚、元弁護士)などが多い、自民よりも優れた政策を立案できるのだ、と言う意味です。私が驚くのは、こうした言い分に根拠があるかないかではありません。民主党議員が、「愚かな大衆」に対して自分たちが「選良」であることを何の躊躇もなく鼻高々に匂わせ続ける「ある種の感性」に驚くのです。そしてこれは民主党を支持する人たちもまた共有している、と言えるのではないでしょうか?

民主党の議員に小泉政権の4年間を総括させると、ほとんどが批判に終始します。功績と考えられている部分を指摘されても、彼らはせいぜい自民党の政策とは「無関係」な「他の要因」によって「偶然」に起きたことだ、とされてしまうか、「表面上」は「よく見える」が、「実際」は「悪い」のだ、という見解に落ち着きます。つねに「良い事」は小泉政権と切り離され、「悪いこと」は関連付けされます。

内田氏のコラムに「アメリカの病」というものがあります。スーザン・ソンタグと大江健三郎の往復書簡について書かれたものです。ここで内田氏は

「そして、自分がつねに状況の「主語」であり、「主体」である、あらねばならぬという前提をソンタグもまた自明のものとして採用している。」

「けれども、このあまりに分かりやすい図式にはひとつだけ欠点がある。それは「主体」たちは、絶対に自分が「邪悪な主体である」可能性を吟味しないということである」

これはまさに「愚民の論理」を産出する「民主党という主体」の定義と言えるのではないでしょうか?

民主党はつねに「エリート」であり小泉政権より「優れている」。その「劣っている」小泉政権に大敗を喫したのは、自分たちが「間違っていた」のではなく、有権者が「愚か」だからだ!

これは「民主党と言う主体」が、自己の無謬性を保全することを第一目標とするために、特異な認識構造を発達させてきた集団であることを示しているように思えます。

内田氏は「勝者の非情・弱者の瀰漫」の最期を

「自己否定の契機をまったく含まないままに「自分とそっくりの隣人」を否定して溜飲を下げるというこの倒錯を私は「特異な病像」と呼んだのである。」

と結んでいます。

しかし私は「民主党という主体」こそが「自己否定の契機」を永遠に先送りするメカニズムなのであり、そのメカニズムこそが衆院選の敗因を「愚民の論理」によって総括しようとする同時多発的な言説の噴出という現象を引き起こしているのだと考えます。

TV画面には党首選を戦う前原氏と管氏が写っています。キャスターが質問します。

「民主党と自民党の違いは一言で言うとなんでしょう?」

前原氏は答えます。

「民主党は選挙で破れましたが、「質」は自民党より高いです」

こうして「無謬性という病」を抱えたまま、「民主党という主体」は機能しつづけていくことでしょう。
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by SpeedPoetEX | 2005-09-17 06:27 | 政治

「二大政党制」という幻想の終焉

「二大政党制」という幻想が終焉しました。

ひもつきで政治的失語症に陥っていた民主党が、その二枚舌を国民に見抜かれて惨敗・・・

論理的に考えて労組のひも付き政党に構造改革は無理でした。国民は一部の評論家が言うように「愚か」なのではなく、「聡明」であり「したたか」だったということでしょう。

民主党の外交政策も悲惨なものでした。「一国二制度」など頭の中がお花畑になっているような岡田党首(前党首)にとても一国の長が勤まるはずもなく、政権担当能力の判断基準である、党としての外交政策が浮世離れしている時点で、政権交代などありえるはずもないわけです。

解散など不可能とふんで小泉落しを画策した亀井氏も、刺客投入による共倒れから民主有利とふんだ岡田党首も、希望的観測と現実を簡単に取り違える軽薄さでは似たもの同士だったようです。

現実とはつねに困難なものです。その困難さにしっかりと向き合う厳しさと覚悟。それをもてないものは人間としても政治家としても・・・

どちらにしても、民主党はリセットしなければなりません。その第一歩は、支持母体である労組との関係をきっちりと清算することから始めなければならないでしょう。

それが出来ないのなら、党を割るべきでしょう。今の民主党は中身が旧社会党と変わらないということが露呈してしまった以上、志のある人は党を出るべきだと思います。
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by SpeedPoetEX | 2005-09-12 05:32 | 政治

ホンジュラス戦について

なんか海外組みの棚卸しみたいな試合になりました。
ジーコはテストしながら、サブ組みのガス抜きもする、というのがいつものパターン
ノーガードの殴り合いっぽくなってましたが、会場で見た人は盛り上がってよかったんじゃないでしょうか。田中マコが後半最期の方で出てきましたが、ジーコの信頼の高さがうかがえますね。きちっと逃げ切るために3バックにして、それでも危ないシーンがありましたが、DFラインに安定感が出来たのは確かなようです。

<ボランチの不安定さが試合を混沌とさせた>
ポイントは中田、稲本のダブルボランチなんですが、正直チームにフィットしていない感じがしましたね。中田ヒデを前に上げた試合で、いい試合ってあまり記憶がないです。
稲本がやたらスライディングタックルを連発してたのですが、トータルでよかったのかどうか・・・
中田浩二は全体がごちゃごちゃした感じになって、いまいち持ち味が出なかったような気がします。ただユーティリティー性が高いので、サイド、ボランチのバックアップをかねられるのが強みですね。
結局ヒデがポジションを後ろ目にシフトして試合を落ち着かせた感じになりましたが、酷いミスを連発して失点につなげてしまいました。相手を舐めすぎじゃないですかね。
やっぱり福西と中田ヒデの方がしっくりきます。まあガス抜きと言うことも合ったのでしょうから、この結果では今後稲本の出場機会は限定されてくるでしょうね・・・
本人と観客に「納得させる」、コンセンサスを形成させるための起用という面があったような気がしてなりません。


<ラインを上げることって本当にいいことなのか?>
メキシコ戦でもそうだったんですが、相手がスキルがあってきちんとつないでくるチームに無理にラインを上げて、プレッシングでボールを取ろうとするのは非常に危険です。解説のセルジオさんがやたらラインを上げろと言ってましたが、しっかりリトリートして、密集陣形の中に誘い込んでボールをスチールする方がいいと思いますね。裏とられて失点しまくりだったのに、ライン上げろじゃ何の解決にもならないと思いますが・・・

<攻撃陣>
まあ、5点ですから文句がつけづらいですねw
全体の大味の試合になりましたが、相手を崩す時のコンビネーションはとても美しかったです。
後半の小笠原も試合を活性化させました。OMFは中村ー小笠原、中村ー小野、というのがベストの布陣だな、というのが実感できた瞬間でした。高原はどうなんでしょうね。1点取ったのは事実ですし、柳とのコンビでいい形を作ってもいました。しかし何か、違和感を感じますw
柳沢は2得点と気を吐いて、FWの軸は確定した感がしました。
玉田、大黒は悪くはなかったですが、もう少しsomethingが欲しいです。

アツが怪我で離脱してしてしまいました・・・
残念としか言いようがないです・・・
オールスターを辞退して、ラトビア戦出場を直訴するとか現状を打開するために、アグレッシブに動いて欲しい、そう願わずにいられません。
がんばれアツ!

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by SpeedPoetEX | 2005-09-08 03:16 | サッカー

アツ復活!

三浦淳宏選手が復活しました

ジーコ監督、ちゃんと最近のアツの活躍を見てくれていたみたいでホッとしました。

問題は出場機会があるか、と言うことになるわけですが・・・

アツの最近の活躍を見ると、思いっきり振りぬいたロングシュートが多いですね。

ジーコ監督は一時ロングシュートの練習を集中的にやっていたこともあります。

追い込まれたときに、遠目から枠を捕らえられるタレントは貴重なはず。

どうぞ試合で使ってみてください。

若手にあれだけチャンスを与えたんですし、お願いします。
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by SpeedPoetEX | 2005-09-03 03:49 | サッカー