Marehitoの溺れる魚は鳥かもしれない

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日系ペルー人逮捕

広島の木下あいりちゃん殺害事件の犯人が逮捕されました。犯人は日系ペルー人の男性で、かなり不意を突かれた感がします。マスコミは多分、犯人をニート、引きこもり、おたく、のラインでシナリオを描いていたでしょう。そこから犯人逮捕、現代日本の病巣みたいな「オチ」に持っていこうという目論見だったんじゃないでしょうか。

ペルー人逮捕という意外な展開で、この悲劇的な事件をどう位置付けていいのか混乱が生じているように思えます。外国人犯罪の増加というシナリオも中国人や韓国人のような、組織で動く金目当ての犯行とは異質な感じがしますし、形のつけにくい事件になってしまったなと言う気がします。

何かの事件が起きたとき、私たちはその事件を現代日本の複雑さに起因する歪みの突発的な自己表現と考えることが多いわけです。つまり私たちの思考は、事件の本質を犯罪者の内的要因からではなく、社会システムの側から逆算して把握しようとするわけです。

こういう事件が起こったとき、事件の「現実性」と「象徴性」の露骨な乖離が暴かれる形になることで、人間の思考の外枠が垣間見える形がしてなんともいえない気分になります。
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by SpeedPoetEX | 2005-11-30 19:06 | ニュースやぶにらみ

今日は牙狼があります。

今日は牙狼の日です。正確には明日ですが。
最近はまっています(笑
チープな特撮ものと思いきや、突然意外なほどハイテンションなシーンに突入し、正直ビックリさせられます。回によってクオリティーの差はあるのかもしれませんが、製作者の情熱を感じさせる特異な作品に仕上がっていて、その熱にふれるだけで楽しいです。やはり、本気で何かに打ち込んでいる表現者の作品はいいですね。
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by SpeedPoetEX | 2005-11-25 18:30 | テレビジョン

「生協の白石さん」が売れている件について

『生協の白石さん』が売れています。本になると聞いたとき、まさかここまで売れるとは思いませんでした。ハガレンに勝つとも思いもしませんでした(笑

<生協の白石さん>
『生協の白石さん』は、東京農業大学の生協に勤務する白石さんが、要望コーナーの一言カードを通して、ネタ的な要望や質問に対して、無視したり黙殺したりせず、きっちりと答えていく、ユーモラスなやり取りを一冊の本にまとめたものらしいです(読んでないので・・・)。最初ネットで話題になったときは、「白石さん」が男性なのか女性なのか、その人物像に対する興味の集中が多かったような気がします。名前からして女性だと考えていた方も多かったようですね。この白石さんがネットで話題になったとき、最初に私が思い浮かべたのは、ヤフオクで話題になったある人物のことでした。

<ヤフオク出品者との類似性>
その人物とは、確か少年サンデーだかチャンピオンだかを、何年分か持っていて、それを出品してきたのです。出品された品物も面白かったため(プレハブに山と詰まれた漫画雑誌の写真付き)に話題になり、「出品者に対する質問」のコーナーに訳の分からない質問が書き込まれるようになりました。しかしその人物は、書き込まれるネタ的な質問に、驚いたことに一つ一つ丁寧に答えていったのです。さらに増えていく質問、すぐさま答える出品者。しだいにネットでは出品品の面白さより、出品者の性格の良さ、誠実さに注目が集まるようになっていったのです。

<コミュニケーションの回路>
『生協の白石さん』とヤフオクの漫画雑誌出品者との類似性は、「匿名のメディア」に対してなされる当てのないメッセージへの向き合い方の類似性と言えます。例えば生協の要望コーナーに対して「牛を置いてくれませんか?」という「要望」は、生協に対する要望ではなくて、それを読むであろう一般学生へのネタ的なメッセージです。ヤフオクの出品者に対して、「今日の夜食はなんですか?」と質問することも本来設定されているコミュニケーションコードを逸脱している「ノイズ」にすぎません。注目すべきなのは「白石さん」も「ヤフオクの出品者」も「ノイズ」をしっかりと拾い上げて、それを出来る範囲できっちりと打ち返していることです。本来は「ノイズ」にすぎないものを「適正なメッセージ」として対応しているのです。

<ゴースト>
匿名のメディアに浮かび上がるノイズは、あてもなく彷徨うゴーストに似ています。ノイズに対して、あたかも適正なメッセージのように対応するということは、浮かばれない霊を供養するのによく似ています。しかし注目すべきことは、供養するものと浮かばれない霊との関係がある種のヒエラルキーを前提にしてしまうのとはべつに、白石さんもヤフオクの出品者も対等の関係を前提としていることです。対等の関係でゴーストを供養する、この肩の力の抜けた柔軟性とユーモアが、今、非常に歓迎されているということが言えるのではないでしょうか。

それは逆にいえば、TVの中で必死に自己弁護に努める人達が、あたかも全てをオープンにするかのようなポーズをとりながら、記者会見やテレビ番組に出演しつつ、実際には何も意味のあるメッセージを発しないで状況をやり過ごそうとする、不毛なディスコミュニケーション状況を産出しつづけているのとは全く別の、裏のメディアとも言える匿名性のメディアにおいて起きているという事が(話題になった2chの「電車男」を始めとして)、現代の情報化社会におけるメディアの階級性と特異性を激しく浮き彫りにしているように思えるのです。

コミュニケーションとは「透明な存在」が、「透明でなくなる」瞬間のことかもしれないとするならば、匿名性のメディアにおいて生じているこうしたコミュニケーションのありようをもっと真剣に考えていく必要があるのかもしれません。
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by SpeedPoetEX | 2005-11-25 00:44 |

アンゴラ戦雑感 稲本はどこへ行く

<稲本をどう見るか?>
正直、上がり目ではあるのでしょうが微妙なところですね。守備にアクセントを置いていたとはいえ、攻撃的センスが持ち味の稲本が今日の感じでは、福西が復帰してきたらレギュラーとしては無理かな、と言う感じがします。しかもあのラインに陣取ってのミスパスが何度かありました。WCでは致命的なプレイになりかねません。ますます微妙な感じです。というか、守備だけなら最近の阿部がとてもよくなってきているので、さらに難しくなっています。

<中村、中田の素晴らしさ>
とにかく圧倒的に美しかったです。完全な状況判断、状況予測、すべてのプレイが明確なイメージの中できっちりと構築されていました。ここに小野が万全の状態で戻ってきた時、どんなハーモニーが奏でられるのか、創造するだけでドキドキします。

<大黒、松井>
大黒は不調が伝えられ、確変が終わったなどと陰口を叩かれるようになっています。アンゴラ戦では後半途中から投入されましたが、これまた微妙ですね。何度が絶妙な抜け出しを見せましたが、ぎりぎりでゴールマウスをそれていきます。ジェフ戦でもそうでしたが、あれが決まらないと、どれだけいい抜け出しをしても無意味ですね。FWというのは得点がが全て、ということでしょう。

松井は、劇的なゴールで一気に存在感を高めましたね。ジーコは松井をFW登録していたみたいですが、ジーコの中で中盤はFW以上に得点力が期待されているポジションです。最初の記者会見のとき日本代表の決定力不足に付いて質問され、FWが取れないのならその後ろからの飛び出しで点を取る、と答えていました。この試合での得点で松井は一気にWCのレギュラー争いの中に名乗りをあげた感じです。わずか数試合でもう、確定みたいな雰囲気がただよっています。

<FW陣>
まあ、池に落ちた犬は叩かない、と言うところです。

<総評>
アンゴラはいいチームでした。しかしその得点力不足は日本以上に深刻のようでした。後半の修正で一時は日本代表を押し込む展開まで持っていったことは、予想以上にインテリジェンスと対応力のある抜け目のないチームであると言う印象をもちました。日本代表は相変わらずの決定力不足を披露してくれましたが、高原、柳沢の2トップでしたから、ある意味予想どうりとも言えます。柳沢が一皮向けたのかと思っていましたが、ここ一番の駄目さ加減がでてしましたました。
中田は豊富な運動量で、ディフェンスにゲームメイクにプロフェッショナルとは何かをチームメイトに無言で教え諭すような、素晴らしい働きをしていました。中村もここ一番で見せる流麗なドリブルとパスワークはさすがとした言いようのないものでした。

主要なメンバーを怪我で欠き、海外組み主体で挑んだ一戦は、目新しいものはなかったものの、主軸の完全復調を確認することが出来て、一安心と言った試合になったようです。
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by SpeedPoetEX | 2005-11-17 20:42 | サッカー

文化

文化とは、死者と生者の境界を消し去る、巨大な記憶装置。

そこでは、すでに実体を失ってしまったものたちが何度でも蘇り、

現在と過去の差異が、鮮やかに停止する。

それは生からの脱出であると同時に、死からの脱出でもある。

そこには死者しかいないのに、死者は死から永遠に保護されている。

そこでは生者も、生から逃れ去り、自らを死者にする。

それは宇宙的な破局からの、人間の最後の抵抗である。

名詞であると同時に、動詞でもある、全ての言葉の流れ出す子宮であるところの

時間の岸辺を永遠に彷徨い続ける、失われた箱舟なのだ。

なぜなら実のところ、洪水はまだ引いておらず、

結局のところ、鳥がオリーブの枝を運んでくることはないのだから。
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by SpeedPoetEX | 2005-11-16 15:29 | 一人で思うこと

とっとと倒産してこの世から消えてなくなって欲しいですね・・・

CCCDとか今だに出してる、レコード会社は。

それを受け入れてしまうアーティスト側の問題もあるでしょうけれど。

結局、自分で自分の首をしめているだけなんですよ・・・


音楽のパソコン編集が全盛の世の中で、PCに取り込めないと言う時点で、試合放棄みたいなものだと思います。しかも音質は劣化しているし。
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by SpeedPoetEX | 2005-11-09 18:07 | 音楽

女人禁制の山にバカが強行登山したらしいです

<またもや「無謬性という病」・・・>
女人禁制の大峰山で女性ら3人が登山強行 

前に「民主党的な主体」のところでも書きましたが、ここにも「無謬性という病」が見られます。そこから出てくるのは「愚民の論理」なんですね。自分たちは絶対正しい、ないし進んでいる。それに対して「女人禁制の山」を伝統だなんていってる連中は間違ってる、古いのだ、と言う発想です。キリスト教の宣教師がアフリカの未開の地に押し入って、土地の民族宗教を破壊していくのと類似した思考がここにあります。その根底にあるのは文明の進化に対する確信であり、自分たちは人類の進むべき方向を先取りしていると言う、空想的な領域に構築されている特権的な地位へのアイデンティファイです。つまりこれこそが知性の壊死とも呼べる「無謬性という病」の構造なのでしょうね。

<不快としか言いようがない、「やったもん勝ち」の稚拙な発想>
とりあえず既成事実を作ってしまえと言う発想は、本当に不快ですね。後戻りの出来ない状況に追い込んでやれば、後はこっちのペースで物事を進めることが出来ると言う、暴力的としかいいようのない発想は吐き気がします。とりあえずレイプして妊娠させてしまえば、俺の言いなりになるだろう的な、下衆で救いようのない稚拙な思考が、彼女たちには人類を新たな未来へ導く勇気ある行動に思えたのでしょうね・・・

<ネオ進歩的文化人の台頭?>
最近気になっていたのは、ネオ進歩的文化人とも言える人々の粗雑で高圧的な発言や発想が目に付くようになってきたことです。「愚民の論理」を恥も外聞もなく振りかざす、ずれた勘違い野郎がまたぞろ台頭しつつあると言う実感を強く持つようになりました。自分が愚かな大衆を指導できるのだという、滑稽で軽薄な認識をもった自称知識人の台頭に、正直驚愕しています。吉本隆明以前の問題にまたもや私たちは直面しているのでしょうか?とうに死滅したと思っていた存在が、ゾンビのようによみがえってきているのを目の当たりにして、どこかできっちりと対応していかないとやばいことになるなと、感じている次第です。
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by SpeedPoetEX | 2005-11-05 08:57 | ニュースやぶにらみ

民主党前原党首 前言を光速の手のひら返しw

<やはりこの程度の器の人物だったのか・・・>
前回、「この発言は民主党内でもさまざま波紋を呼ぶことになるでしょう。」と書いたばかりだったのに、もう発言を修正したようです。当然党内の圧力があることはわかっていましたが、これほど露骨な手のひら返しをする時点で、やはりこの人物は党内変革をする、ないしは割ってでもでるという覚悟がない、そうしたレベルの人物であったことがはっきりしたような気がします。
小泉首相が自民党でやったことを反復しているだけなのに、それも中途半端に頓挫してしまっている段階で、もうこの人物に期待するのは不可能なのかもしれません・・・

<もう民主党には野田氏しかいないのか?>もう民主党には野田氏しかいないような気がしますね。野田氏の下にどれだけの人材が集まり、党を割ってでも自公民の連立に向けて、求心力を発揮していけるか、それ以外にもう道はないような気がします。彼以外は軽くて小粒なおしゃべり議員しかいないような印象です・・・

<民主党の戦略ー揺り戻し期待待ち>
民主党はポスト小泉の政局で、揺り戻しの期待待ち戦略へと傾斜しているようです。とりあえず何でも反対しておいて、ゆり戻しの流れに飛び乗れと言う感じでしょうか。この「揺り戻し」にかんしては自民党内部でも警戒感が高まっているようですが、逆にこうした認識の高まりがゆり戻し自体を阻害する方向で動いていくような気がします。多分増税との絡みで、どうこの逆流を処理しきれるのかが自民党の手腕と言うことになるでしょう。

かっては期待したこともあった民主党、いまや自分で風を起こすこともかなわない非力な他力本願、棚ぼた政党に成り下がっているようですが、この露骨な前原つぶしの記事などを読むとやはり解党しかないのかなと言う実感を強くしました。
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by SpeedPoetEX | 2005-11-02 01:48 | 政治

第三次小泉改造内閣始動 二択かな・・・

<二択かな・・・>このサプライズのほとんどなかった組閣を見ると、やはり官房長官と外務大臣のポストが小泉首相の推す後継候補かなという気がしますね・・・
竹中さんを除い他の閣僚の留任と言うのは、微妙なところですね。小池百合子環境大臣は少しむっとしていたように見えました。またかよ、ってのが本音でしょう。

<外交政策に対するメッセージ>
官房長官と外務大臣のポストに靖国参拝肯定派の安倍氏と麻生氏を置いたことで、中国や韓国に対する明確なメッセージを送ることになりました。この流れをフィックスしていければ当分の間、外交を土下座外交だと思っている人たちにもいい薬になるんじゃないでしょうか。

<前原コメント>多分野党史上初じゃないんですか、これだけ肯定的なコメントを出した党首と言うのは。結構ビックリでしたね。自民党支持派にとってはいろいろ考えさせられるところではないでしょうか。
逆に前原氏にとっては独自性を出し、党のイメージを革新したいという考えもあるでしょう。それ以上に党内基盤の脆弱さから、最近は小沢氏などからも批判を浴びている前原氏ですから、民主党分裂に向けての振いにかけるためのリトマス試験紙的な発言だったのかもしれません。私は民主党はすでに解党過程に入っていると前にも書きましたが、この発言は民主党内でもさまざま波紋を呼ぶことになるでしょう。しかし、前原コメントの後の他の野党党首の芝居がかったコメントは本当に子供じみているように見えて仕方がありませんでしたw
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by SpeedPoetEX | 2005-11-01 06:51 | 政治