Marehitoの溺れる魚は鳥かもしれない

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ゲド戦記のドタバタに見る、ゴットファーザー宮崎駿の迷走(1)

■「サヨ」としての宮崎駿
「宮崎はサヨ」、こうした物言いが2chの関連スレで半ば常態化した現在では、あえてこの指摘自体に反応する人は皆無ではないだろうか。この常態化した「事実」を前提として、宮崎氏の行動を批評的に解釈していくことも違和感のないものとなっている。最近、公開されたばかりの宮崎氏の長男である吾郎氏が監督した「ゲド戦記」の評判が芳しくないが、その背景として、「サヨ」の「世襲」に対する違和感と、「素人」が「大作」で「初監督」として「デビュー」してしまう違和感が重ねあわされ、作品の評価に大きな影を落としていることは否めない。


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まるで皇室やファミリー企業のような世襲
私は「ゲド戦記」を見ていないので、この作品について語るつもりはない。しかし、ジブリが「ゲド戦記」を手がけると聞いたときの軽いショック(よく考えれば、「サヨ」と「フェミ」は親和性が強いけど)と、それを長男の吾郎氏が監督すると聞いた時の二重のショックで、この作品に対する興味は早くから、かきたられていた。

そして、そこには三つのポイントがあった。まず、世襲だとしたら、普段のインタビューで言ってたことってなんだったんだ、という違和感。次に、長男の吾郎氏という人物に対する興味。最後に、作品として成立するのか、質的にもビジネス的にも、という心配だ(大きなお世話だが)。

最初の疑問に関しては、吾郎氏を監督に推したのは鈴木プロデューサーだったこと、宮崎監督は反対したということが判明した。次に、吾郎氏はアニメに関しては素人で、元ジブリ美術館館長であったこと、そしてもともとジブリとは関わりのなかった吾郎氏を引き込んだのが鈴木プロデューサーであったことが分かった。そして公開された作品は、評価自体は微妙だが、ビジネスとしては成功しそうだということが分かってきた。こうした、現時点で判明した事実から見えてくるものは、「世襲」劇を背後で取り仕切ったのが鈴木プロデューサーであったという事実の持つ「意味」である。


鈴木プロデューサーの思惑
鈴木プロデューサーには「素人」監督をデビューさせなければならない、いくつかの理由あるいはメリットがあった、と私は考える。一つには「もののけ姫」で一度は引退宣言をした宮崎監督が、ジブリ存続のために引退を撤回し、連投を続けて疲労の極みにあったことだ。評価にも若干のかげりが見え始めたところで、宮崎監督に一息つかせ、回復のタイミングを計りたかったというところだろう。次に、近藤喜文氏の突然の死去によって一気に浮上した、「ジブリ王国」における「後継者問題」に対する回答を示さなければならない時期に来ていたことがあげられる。最後にビジネス。「ゲド戦記」はそれ自体、日本では大きな知名度を持っているとはいいがたい作品だ。さらに監督が宮崎駿でないとしたら、商業的な成功を確定させるための柱をどこに求めたらいいのだろう?ジブリ作品の興行成績をベースに考えると、ある種の話題性つまり「仕掛け」が必要になってくる。そこで「宮崎駿の長男」という「仕掛け」が効いてくる。当然、「世襲」の問題が論争の的になるだろうし、日本人的なメンタリティーは「親子鷹」として、映画の背後に別種の「家族ドラマ」を見るはずだ。こうした「仕掛け」は、作品を超えた別のレベルでの作品の訴求力として、十分に商業的な機能を果たしたと言えそうだ。しかし、ここには当然リスクも存在する。
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by SpeedPoetEX | 2006-07-31 03:10 | アニメ・漫画

TBS-東京サブリミナル放送

T-TOKYO

B-BROADCASTING

S-SUBLIMINAL
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(この画像はサブリミナルではありません)
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by SpeedPoetEX | 2006-07-28 03:15 | テレビジョン

高岡VS2ch圧勝で終結へ? 「納豆」閉鎖

納豆の写真が、「日本人」に対する嘲笑のサインと受け取られ、「スーパーハカー」まで登場した(?)あげく、あっという間に閉鎖されてしまった高岡氏のブログです。しかし、2chのロックオンしたら逃がさないという凝集力は凄いですね。小学校時代の写真から何からUPされ、過去の経歴も刻々と集められていきます。例の事件の映画化として話題を集めた「コンクリート」の主演俳優でもあったんですね。「腕っ節の強そうな友達」の写真をUPしまくっていましたが、すぐに身元が割られてしまい、「友達」からするとかなり迷惑なんじゃないでしょうか。「売名行為」だったんじゃないか、という疑惑もありわざわざ名前を間違えてレスする用意周到ぶりで、冷静に祭を堪能した2ちゃんねらーでした。ただ、状況次第では活性化しかねない話題ですので、注意が必要かもしれません。スレは全然死んでませんし。

結局、彼とお相手の宮崎あおいさんのキャリアに対するダメージも、当初予想したよりも妙なスピンがかかってしまい、どんな影響として実体化するのか予測しづらくなりました。この問題から、「ウヨ」「サヨ」の話に展開しようとしていたんですが、やはり別のエントリーで語ることにします。
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この作者不明のAAも、気が利いていますね、本当にちゃんとした「落語」になっていて、感動します(笑)
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by SpeedPoetEX | 2006-07-25 03:03 | ニュースやぶにらみ

高岡VS2ch騒動  「反日」というカテゴリー

経緯
発端は女優の宮崎あおい氏との「同棲」がメディアにスクープされたことに遡ります。当初の宮崎あおいファンの動揺はやがて同棲相手の高岡蒼甫氏の人物像に焦点が移り、映画「パッチギ!!」に出演した経歴、韓国メディアで「個人的には日本という国はあまり好きではない。韓国に対し、日本は卑劣なように思える。日本政府は正しい情報を国民に伝えるように願う」と発言し、一時2chで「反日」的な人物として注目を集めていたことが再発見されます。(たいして有名でなかったことから、その時は「祭」には至りませんでした。)ここから「罵倒合戦」が始まりますが、内容については触れません。

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原因と結果
ここまで「祭」化してしまった原因は、当然「宮崎あおい」ファンの逆鱗に触れたことがあげられますが、それと同時に「反日俳優」というレッテルが宮崎あおいファンでない人々も巻き込む形で騒動を大きくしてしまったという事にあります。つまり、高岡氏の人気女優との同棲という「行い」が、地中深く眠っていた「過去の発言」まで誘爆させてしまったということになります。その二つの要素が化学反応をおこしながら、激しく燃え上がったということです。




■「反日」というカテゴリー
先日、橋本元総理がお亡くなりになりました。しかしその最後は、最盛期とは比ぶべくもないほどに寒々しいものでした。彼の晩節をここまで汚してしまったものは、日歯連の一億円献金問題における対応の醜悪さもさることながら、一時は総理候補とまで言われた高村元外務大臣などを連ねて行った、中国訪問に尽きるでしょう。あの訪問は「朝貢外交」と批判を浴び、彼の僅かに残っていた評価を暴落させました。つまり彼は「売国奴」の汚名とともに、この世を去ったということになります。

今日本国内では中国や韓国にのこのこ出かけていって、おべっかを使い、ぺこぺこ頭を下げて、謝罪してくる政治家の行動は「朝貢外交」と揶揄され、「反日」、「売国奴」のレッテルがもれなく貼られます。最近ではかっての道路公団のドンである、古賀衆議院議員、山崎拓元自民党幹事長がそうでしょう。そしてF1ドライバーの佐藤琢磨氏が、中国への謝罪と賠償を述べたことに対して、国内で猛烈な反発が起こり、即謝罪となったのも記憶に新しいですね。また漫画家のちばてつや氏が韓国のマンガフェスティバルで「謝罪」したと言う件が報道され物議をかもしましたが、ちば氏がこの事実を即座に否定し事なきをえました。

高岡氏は今回の騒動によって、「反日」、「売国奴」のカテゴリーにきっちりと収まってしまったわけです。今の日本でこのカテゴリーに分類された人物で、その後自らの力と影響力を維持しえた人は、皆無と言っていいかもしれません。そのくらい過酷な風当たりの強いカテゴリーに、若い高岡氏ははまり込んでしまったのは気の毒な面もあります。エントリーも削除され、「ガキだった」という謝罪とも反省ともつかないコメントがUPされていました。今のぞきに行くと、かなりへこんでいるらしく、それなりに謝罪と思えるコメントがUPされなおしていました。
役者という立場にある人間が影響力のある公共の場で軽はずみで不適切な発言がありましたことを心からお詫び申し上げます。
どうも当分更新はないようですね。この問題は、明日もう少し違った角度から書きます。
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by SpeedPoetEX | 2006-07-24 02:56 | ニュースやぶにらみ

全てが30秒に収まる世界

angry alien productions
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このサイトは有名な映画を、30秒のアニメーションにして公開しているサイトです。久々にのぞくと作品数が増えていました。「ブロークバック・マウンテン」とか、やっぱり笑ってしまいます。「シャイニング」も何度見ても笑えます。鳩カメラの無意味さも素晴らしい(笑)

昔、曖昧な記憶ですが、文化人類学者の山口昌男氏が、全ての物語ははや回しにすれば喜劇に、ゆっくり再生すれば悲劇になるとか言っていいたことが思い出されます。
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by SpeedPoetEX | 2006-07-22 00:42 | サイト

「山本さん」の例の事件について(2)

■余波は続く
この事件は2chでも大騒ぎになりましたね。スレも芸能板だけであっさりと100を超えました。YouTubeでも加藤氏の涙の謝罪会見が120万回以上の再生数を記録、東京タワーは放送延期、めちゃいけは山本氏の部分のみカットと言う話だったんですが、CSの方は放送予定の欄が白紙になったらしく、微妙な情勢です。みのさんの「深夜にタレントさんの部屋に行く女も女だよ」発言も話題を呼んでいますね。2chでは擁護派、批判派入り乱れて情報工作しまくりで、バイアスがかかりまくってそれがまたおもしろいです。
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■ありえない事件とありそうな事件
この事件はマーシー事件匹敵するインパクトを持ったわけですが、その理由は「ありえない事件」だったからです。お笑い芸人が「未成年と淫行」なら十分「ありえる」事件なのですが、ことが「暴行」という時点で「ありえない」、しかも人気タレントで高視聴率のレギュラー番組をもっている人物がそんなリスクと引きかえに、自分の人生、自分の社会人としてのキャリアを終わらせてしまうということが「ありえない」わけです。つまりこの事件は何重もの「ありえない」要素で構成されていることになります。

映し出されてくるもの
私たちはこの事件を、芸能人の社会人としての「あるべき振る舞い」の問題として受け止めると同時に、一人の人間の破滅とそこから波及していく様々な影響をそれ自体一つのドラマとして体験しています。そして事件の波及の先には球団解散宣言をした欽ちゃんの決断、みのさんの「女も女」発言など、そこに関わってくる様々な人々の態度を通して、この時代の空気を定義するおおまかな倫理観が映し出されてくるのを見守っている状態にあります。メディアを通して映し出されてくる時代の鏡の中で、自分がどんな立ち位置にいるのか認識することになるはずです。自分がマジョリティーなのかマイノリティーなのか、冷めているのか感情的になっているのか、そして人間として誰に深くアイデンティファイしているのかもです。そしてそこに映し出された自分自身の姿に修正の必要を認めるのか否かの判断を下す時が来るのを、待っているわけです。
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by SpeedPoetEX | 2006-07-21 04:02 | ニュースやぶにらみ

「山本さん」の例の事件について

■今だに「さん」付け
人気お笑いタレントの山本圭一氏が17歳の少女に「性的暴行」を加えたという疑いにより、吉本興業を解雇されました。極楽トンボは解散、芸能活動の全面停止、さらに所属していた欽ちゃん球団も解散と、その余波は当分続きそうです。TVニュースでも今だに「山本さん」とさん付けしている段階で、事件の詳細がまだつまびらかになっていません。警察に訴え出たという「17歳の無職少女」というのも、何か裏がありそうで、個人的には山本氏に対して「気の毒だな」という気持ちがまだ強いです。誤解を恐れずに言うならば、「運が悪かった」ということでしょうか。一説には少女の彼氏が事の次第を知って激怒し、警察に行くはめになったという話もあります。多分芸能人はこういう行為に及ぶパターンはザラにあるでしょうし、関係した少女が未成年である場合も当然あるでしょうが、翌日警察に訴え出ると言うことは、よほど暴力的に事に及んだということなのか、その気がなかったのに過剰に飲酒をさせられ意識不明にされて暴行されたということなのか、もしそうであるならかなり陰惨な事件になる訳で同情する余地もないわけですが。しかし、何かよくわからない事件です。


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■欽ちゃんの判断と打算
萩本欽一氏が茨城ゴールデンゴールズの解散を表明しました。最初これはちょっと厳しいかな、とも思ったのですが無職少女を山本氏に紹介したのが、チームのメンバーだったらしく、山本氏一人の問題ではなく欽ちゃん球団全体の問題という捉え方もできる訳です。つまり欽ちゃん球団のチームの複数メンバーが関与した事件と解釈すれば、欽ちゃん自身のチームに対する管理責任が問われることになります。逆にいうと自分の管理責任の問題を巧妙に山本氏一人に背負わせてうやむやにした、という解釈も可能ですね。地方遠征のたびに選手たちが悪さをして歩いているとするならば、イメージとはかなりかけ離れた球団であったということになるでしょうし、もともと球団運営費の部分もかなり謎めいた球団でしたし、そうした経済的な見通しの部分からもここでチームを畳んでしまおうという判断に拍車をかけた可能性もあります。どちらにしても、欽ちゃんの涙に私はあまり心が動きませんでした。相方だった加藤氏の涙には心が動きましたが。




■ラストワンチャンスはあるはず
さすがにこの事件、2chで見たときはネタかと思いました。実際、この事件に匹敵するのはマーシー盗撮事件以外に見当たらないからです。しかしマジだった、うーん、山様のファンだったんですけど(笑)。芸能人でも政治家でも何か妙な事件を起こしそうな人は、直前から得体の知れないオーラを発散するようになるのですが、山本氏はそういう気配は見えませんでしたね。最近、私が一番何か起こしそうだとマークしていたのが、ココリコの遠藤君だったのですが。しかし、事件の詳細が明らかになって、同情の余地がある事件であったとするならば、もうワンチャンスは必ず来ると思います。事務所もオフィス北野とか拾ってあげないかな。そして一年か二年は冷や飯を食って、再起してくれたらと思います。
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by SpeedPoetEX | 2006-07-20 00:47 | ニュースやぶにらみ

ミサイル外交の顛末が語るもの

■サミット閉会
北朝鮮制裁を巡る国連での駆け引きは、サミットの主題にも大きな影響を与えたようですね。外交上の戦略的な駆け引きにおいて一貫して日本が主導した珍しいケースとなりました。まだプロセスで勝ち負けを議論するのも微妙なところですが、サミットに出席した中国の胡錦涛国家主席は明らかに精彩を欠いていました。打ちのめされ、屈辱にまみれている、あるいは他者からそうした眼差しで見られてしまう、ということを意識した上で、平静に見えるように懸命にカバーアップしているように思えました。主席の表情から中国が北朝鮮をうまく制御できなくなっていることが分かります。ロシアに関しては、もうほとんど北朝鮮に対しての影響力はゼロでしょう。
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■ニューセット
日本は今回、この状況を完全とは言えませんが、とても巧妙にコントロールすることが出来ました。制裁決議は回避することになりましたが、もし次に何かあれば、北朝鮮がさらにミサイル発射実験を継続すれば、すばやく制裁決議に移行できる足場を構築したことになりますし、国際関係において中国を孤立化すれすれに追い込むことに成功しました。サミットにおけるブッシュ・小泉両首脳の表情と胡錦涛国家主席の表情を見比べれば、現時点では中国に対して日米両国が圧倒的な相対的優位性を確保したことは確かなようです。制裁決議案を提出して、中国に拒否権を発動させられれば最高だったんですが、それは欲張りすぎかもしれません。あと注目したのはドイツのメルケル首相です。親米派と言われるだけあって、ブッシュ大統領とも小泉首相ともとても友好的な感じでした。逆にフランス、イギリスが微妙に浮いていた印象でした。日米独があらたなセットを形成していく、予兆かもしれません。




■日米協調外交はよりアグレッシブになる?
今日のTVタックルで、日米首脳会談の時、次の総理は誰だとブッシュ大統領に聞かれて、安倍氏の名前を答えとして出したと伝えていました。もしこれが本当であるならば、ブッシュ・小泉がブッシュ・安倍に移行することはほぼ確定で、日米同盟はよりアグレッシブにになっていくことが決定的となります。アメリカはイラク問題の長期化とその混乱から外交手法を転換して来ていることは明らかで、自分が前面に出すぎず日本などをまず立てて、それを背後からコントロールしていく手法に変わりつつあります。とするならば次期総理である安倍氏は日米協調路線におけるアジア方面の「表の顔」として、日本の国益とアメリカの戦略手法との調整能力を強く求められることになりそうです。いいブレーンを周りにきちんと配置して、来るべき時に備えてもらいたいものです。
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by SpeedPoetEX | 2006-07-18 00:36 | 政治

イタリアPK戦の果てに4度目の優勝

最初のシュミでPKでたあたりで、このしょうもない展開は予想されていたのかもしれません。しかしジズーは何か言われたんでしょうか?ぶっちゃけ「糞試合」でした。えてして決勝は凡戦になるものなんですが。イタリアはリーグが八百長スキャンダルで崩壊寸前ですから、後になって「これがイタリア最後の輝きであった」とか回想されないように、がんばってもらいたいものです。WCを総括すると、個人的には低調な、今一盛り上がりに欠けるものだったなという気がします。やはりDFに比重を置いたデザインのチームが勝ち残る、ということが証明された気がします。
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by SpeedPoetEX | 2006-07-10 05:53 | サッカー

三位決定戦

毎回何のためのゲームか、その存在意義を見出せないです。
胴メダルがもらえるわけでなし、
次回のWC予選免除とかの特典があるわけでなし。

この空虚感はなんだろう・・・
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by SpeedPoetEX | 2006-07-09 06:12 | サッカー